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人として一番貴い仕事とは
古典というものに最初に触れたのは、高校1年で学んだ古典や漢文の授業だと記憶している。

もともと理系という頭の中には、古い書物を解読する能力はすこぶる少なかったように思います。

先の目標である大学受験に文系の科目は必要ないと思っていたので、自ずと成績は赤点すれすれであった。

今はというと、人生半世紀を過ぎると古典の良さがしみじみと分かってくる。

そして経営や人生において、この古典に学んできた偉人は数多くいる。


日本最古の書物『古事記』には、日本人の心の故郷が説かれているという。

建速須佐之男命(たけはやすさのおのみこと)の子孫である天之冬衣神(あまのふゆきぬのかみ)という神様と、刺國若比賣(さしくにわかひめ)との間に、彦神(ひこがみ・男神)ばかりたくさん生まれ、その中の一柱の神様を大國主命(おおくにぬしのみこと) 、その他の神々を八十神(やそがみ)といっていた。


年頃になった大國主命と八十神たちは、親神の希(ねが)いを受け、日本一の比賣神(ひめがみ)と謳(うた)われる稲羽(いなば)の国の八上比賣(やかみひめ)のもとへ求婚に赴(おもむ)くことになります。

その際に大國主命は八十神から、旅の道程で必要なすべての荷物を皆の代わりに背負っていくよう頼まれる。

大國主命は、人にものを頼まれれば万難を排して引き受けようとする心を持っていので、大國主命は大きな袋を作り、八十神たちの荷物をすべてその中に入れて背負っていくことにした。


大國主命は身軽な他の八十神たちにいつも遅れ、一人後からついていくことになる。

その様子はどう見ても従者のようだったが、その表情には些(いささ)かも悲観や怒りの念は窺(うかが)えず、いつも微笑みをたたえ、元気な足取りで荷物を運んでいた。

結果的に八上比費が選んだのは、他の八十神ではなく、大國主命だったという。


この「袋背負いの心」こそが『古事記』の本質であり、日本人の原点、大和心の神髄なのだと説いている。

できるだけたくさん、他人様の世話をやかせていただくことが人として立派なことであり、他人の苦労を背負い込むことに喜びを見出せよ、といっている。

そして同時に、自分はこういうことをしてあげているのだから偉い、感謝されるのは当たり前という思いを抱くことを戒めている。

これは大事な仕事である、しなければならない仕事であると思ってその仕事をするなら、それ自体が喜びであり感謝である。

人生の中で人として一番貴い仕事とは、他人様の苦労を背負ってさしあげることであり、それが人間本来の姿でもあるようです。



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テーマ : 生き方
ジャンル : ライフ

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No title
おはようございます!

自分の今の仕事のハードさに時々体が悲鳴をあげたりして
泣き言をつい漏らしてしまいたい時がありますが、つい先日、
この震災の影響もあり、仕事が無くなり、リストラに遭うなどして
職を失ってしまい、食費も底をつき、5日も何も口にしていないと生活保護センターに
電話を掛けて来たという30代の方の話を読ませていただいて、愕然としていました。
そして驚いた事にそういう立場の電話が2万件もあるそうで、
生きていく事の厳しさをまざまざと感じました。

自分はまだこうして仕事があり、社会では底辺層ではありますが人様に
迷惑を掛けること無く生活が出来ている事に感謝しなければならないと
思い直したばかりでした。

仰るとおり、他人の世話を焼かせていただくという精神は常に
持ちあわせていたいものですね。
きっとその時はすぐには返って来なくても、そういう配慮を常に
他人に施していると、いざ自分が絶体絶命のピンチに陥った時に
今度は他人が自分を救ってくれる場面にも遭遇するものだと思います。
目先の事よりも、ずっと遠い将来のためにも、
お金をこつこつ貯金するかのように、善根を積んでいきたいものです。

応援凸
Re: No title
ぴーちさん、こんばんは ♪

いつもコメント有難うございます。感謝です!

> おはようございます!
>
> 自分の今の仕事のハードさに時々体が悲鳴をあげたりして
> 泣き言をつい漏らしてしまいたい時がありますが、つい先日、
> この震災の影響もあり、仕事が無くなり、リストラに遭うなどして
> 職を失ってしまい、食費も底をつき、5日も何も口にしていないと生活保護センターに
> 電話を掛けて来たという30代の方の話を読ませていただいて、愕然としていました。
> そして驚いた事にそういう立場の電話が2万件もあるそうで、
> 生きていく事の厳しさをまざまざと感じました。

昨日もN○Kでリストラをされたり、賃金カットを余儀なくされている人たちが
出ていましたが、年収も以前に比べ60万円以上少なくなっている実態が明らかにされていました。

それも働き盛りの20代後半から30代に懸けての人たちが、結婚生活や子供を持ちたいという夢を
この現実で諦めざるを得ない状況にまで追い詰められていました。
若い人たちが夢を持って生きることができないような国は、滅んでいくのだと思います。
>
> 自分はまだこうして仕事があり、社会では底辺層ではありますが人様に
> 迷惑を掛けること無く生活が出来ている事に感謝しなければならないと
> 思い直したばかりでした。

同感です。
どんなことがあっても、仕事があるだけありがたいと思わなければいけませんね!
不平不満は、自分の至らなさから来るものだと考えなくてはいけないようです。
>
> 仰るとおり、他人の世話を焼かせていただくという精神は常に
> 持ちあわせていたいものですね。
> きっとその時はすぐには返って来なくても、そういう配慮を常に
> 他人に施していると、いざ自分が絶体絶命のピンチに陥った時に
> 今度は他人が自分を救ってくれる場面にも遭遇するものだと思います。
> 目先の事よりも、ずっと遠い将来のためにも、
> お金をこつこつ貯金するかのように、善根を積んでいきたいものです。

大きな世話を焼くことは出来なくても、小さな世話なら焼くことができるように思いますが、
それも自身の生活が安定しないと、気は回らないようにも思います。
心の安定が先なのか、善根を積むことで心の安定が図れるのか・・・・
どちらにしても、日々の積み重ねが必要なのだと痛感しています。
>
> 応援凸


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古典というものに最初に触れたのは、高校1年で学んだ古典や漢文の授業だと記憶している。もともと理系という頭の中には、古い書物を解読する能力はすこぶる少なかったように思います。先の目標である大学受験に文系の科目は必要ないと思っていたので、自ずと成績は赤点す?...
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Author:ニック
■ニックネーム:人生の彷徨人
■住まい:神奈川県
■半世紀を過ぎた人生を振り返り、4人の息子に囲まれながら第二の人生を歩んでいます。

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