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二宮尊徳の教え ES1
江戸末期、農民の出身でありながら藩主の信望を得、農業振興を陣頭指揮した二宮尊徳。

勤労、分度、推譲という独自の「報徳仕法」を確立し600を超える村々を救った尊徳の生き方や言葉は、いまなお現代人に希望や喜びを与え続けているという。

今日は、二宮尊徳にまつわる話を綴ってみます。


二宮尊徳(金次郎)の父・利右衛門は"栢山(かやま)の善人"といわれるほど無類のお人よしで、学問好きだったといわれている。

多くの田畑があったが、尊徳5歳の時に、地元の酒匂川が氾濫し流されてしまう。

ここから一家の苦難が始まる。


尊徳は病弱だった父利右衛門の代わりに堤防の改修工事などに出て働こうとするものの、まだ12、3歳の少年で、体が小さくて半人前の仕事しかできなかった。

その後、14歳の時に父親は亡くなり、3年後には母親も他界する。

貧乏のどん底で一家離散し、尊徳は伯父万兵衛に引き取られる。


万兵衛に引き取られた尊徳が夜遅く行燈 (あんどん) の明かりで勉強していると、「百姓に学問は必要ない。油がもったいない」と戒 (いまし) められる。

そこで自分で油をつくることを考えた尊徳。

友人から一握りの菜種をもらって近くの川の土手に植え、7、8升ほどのアブラナが採れると油屋で油に換えて夜の勉強を続けたという。

近所の人が捨てた苗を拾って家の近くの荒れ地に植え、秋には一俵余りの米を収穫したという話もある。


大事をなさんと欲せば、小なる事を、怠 (おこた) らず勤 (いそし) むべし
小積もりて大となればなり
(およ) そ小人の常、大なる事を欲して、小なる事を怠り
出来難 (がた) き事を憂いて、出来易き事を勤めず、
(そ) れゆえ、終 (つい) に大なる事あたはず、
夫れ大は小の積んで大となる事を知らぬ故 (ゆえ) なり


これは有名な「積小為大」の教えだが、その根本になっているのは菜種や苗の話だという。

尊徳が並の少年でなく、気構えや独創性はまるで違っていたと、この逸話が語っている。


次に続く!


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テーマ : 歴史
ジャンル : 学問・文化・芸術

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(非公開コメント受付中)

No title
おはようございます!
二宮尊徳のお名前は余りに有名ではありますが、
そのルーツとなるべきお話を伺ったのは初めてです。
お父様の影響が大きかったのですね!
確かに農業に学問は要らないんだと、未だに私の回りの農業に従事されている
方の間には、そういう思いがまん延していますが、なにも特別な学校を出なくても
自然相手に日々学んでいこうとする向上心は、常に持ち続けて損はないものだと
思います。百姓とは、森羅万象全てを知り尽くした民である意味と解釈しております。

応援凸
Re: No title
ぴーちさん、こんにちは ♪

いつもコメント有難うございます。

> おはようございます!
> 二宮尊徳のお名前は余りに有名ではありますが、
> そのルーツとなるべきお話を伺ったのは初めてです。
> お父様の影響が大きかったのですね!
> 確かに農業に学問は要らないんだと、未だに私の回りの農業に従事されている
> 方の間には、そういう思いがまん延していますが、なにも特別な学校を出なくても
> 自然相手に日々学んでいこうとする向上心は、常に持ち続けて損はないものだと
> 思います。百姓とは、森羅万象全てを知り尽くした民である意味と解釈しております。

現代の教育は、教えても身に付かない人のせいなのか、教え方が悪いのか分かりませんが
一般常識に欠けた人が多くなったように思います。
小さい頃からの教育がいかに疎かになっていたかが、その人を見れば分かります。
昔の人は、子どもを見ればその親が分かると言っていましたが、最近はその通りだと思うようになりました。
>
> 応援凸

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■ニックネーム:人生の彷徨人
■住まい:神奈川県
■半世紀を過ぎた人生を振り返り、4人の息子に囲まれながら第二の人生を歩んでいます。

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