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全てはありのままの自分と ES2
轡病を治す病院に通う中で、通り一遍に薬を処方するだけの医者の診察に疑問を抱くようになる。

自分は父のように一流の医者にはなれないし、専門の医者にもなれないが、その分庶民に近い医者、窓口的な医者ならなれるかもしれない。

患者にとって親しみやすい、身近な医者ならなれるかもしれないと思う。

いままで散々遠回りしてきたが、逆に考えれば普通ではできないような面白い経験をしてきたと思えるようになった。


30歳で医者になることを決意してから京大に入りなおし、猛勉強して37歳で研修医になる。

それからはとにかくハードワークで、自分の身を守るのに精いっぱいの日々が続いた。

しかし、そんな辛い毎日の中で唯一の楽しみは、患者といろいろな話をすることだった。


研修医時代に仲良くなったKさん。

彼は不治の病を患っていた。

まだ若く、強靱な精神力を持っていたKさんは、辛い治療にも耐え続けてきた。


毎日長い時間をKさんの部屋で過ごし、冗談を言い合ったり、薬の副作用にじっと耐える彼のそばにいて励まし続けた。

まもなく研修病院が異動になり、しばらく経った後に彼が亡くなったことを知った。

退院したら一緒に飲みに行こうという夢は絶たれたが、治る見込みがないという絶望の淵に立たされても、一緒に希望を持って病と闘い続けたあの日々を忘れることはない。


新米研修医である自分が患者に伝えられることは限られていたが、逆に彼らから教えられたことは本当に多かった。

そこでは心癒やされ、何度も救われた思いであった。


その後、総合病院を3年で退職してしばらく休み、そろそろ復帰しようかと思った時、ふと「いままでの経験を書きたい」という衝動に駆られる。

それがなぜだか自分でも分からない。

元々読書はしないし、筆無精な性格だった。

しいて言えば、41年問の人生で溜まっていた思いが一気に噴き出したということ。


ひとたび書き出してからは筆が止まらなかった。

医者と患者がもっと向き合い、話し合える医療を実現させたいという願いを込めた処女作『研修医純情物語』は10万部のベストセラーになった。

三作目の『セブンソングズ』では自分探しの迷路をさまよう青年像をつづり、『吾郎とゴロー』では、エリート医師が幽霊とのひと夏の交流を通して「患者のための医療」という原点に立ち返ってゆく姿を描いた。


日本にはフリーターやニートと呼ばれる若者たちが増えている。

しかし、川渕さんは自分をまず肯定し、自分をだめだと思わないで、まずは受け入れてほしいと訴えている。

そこから、いまできることを一所懸命やっていけば、その中で何かは必ず見つかる。

自分が生きてきた体験や、経験から培われた思いを作品にし、若者たちと大人の懸け橋となるべく今日も書き続けている。





今日の”ありがとう”が、明日の未来のあなたを・・・・。

このブログを最後まで読んで頂き、ありがとうございました。


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テーマ : 生き方
ジャンル : ライフ

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(非公開コメント受付中)

No title
おはようございます!

吾郎とゴローという作品は存じませんでしたので、今度書店で見かけましたら
購入して読ませていただこうかと思います^^
何か一つの目標が定まった人のバイタリティはスゴイですね!
混沌として道理がまかり通らないような世の中でも、活路を見出し、
自分がこの世にこの時代にどうして
生まれたのか、また生かされているのか。。何か役目を全うするべきことは無いのか・・
自分の夢を実現するためにはどの道を進むべきか・・
若いうちは自分の胸に手をあててよく考えてみるのも良いかも知れないですね^^
応援凸
Re: No title
ぴーちさん、こんばんは ♪

いつもコメント有難うございます。

> おはようございます!
>
> 吾郎とゴローという作品は存じませんでしたので、今度書店で見かけましたら
> 購入して読ませていただこうかと思います^^
> 何か一つの目標が定まった人のバイタリティはスゴイですね!
> 混沌として道理がまかり通らないような世の中でも、活路を見出し、
> 自分がこの世にこの時代にどうして
> 生まれたのか、また生かされているのか。。何か役目を全うするべきことは無いのか・・
> 自分の夢を実現するためにはどの道を進むべきか・・
> 若いうちは自分の胸に手をあててよく考えてみるのも良いかも知れないですね^^
> 応援凸

人生どんな処からスイッチがオンになるかは、神のみぞ知るところのようです。
人の生き方は様々であり、自分だけ苦しんでいるということはなく、生きていれば誰でもが
大小の差はあっても、辛さや苦しさと戦っているのだと思います。
その時、どうあがいてもそこから抜け出すことはできず、何があっても
じっと耐え抜くことしかない様に思います。
人生とはそのような時もあるのでしょうね?

ではまた、お伺いいたします!!
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Author:ニック
■ニックネーム:人生の彷徨人
■住まい:神奈川県
■半世紀を過ぎた人生を振り返り、4人の息子に囲まれながら第二の人生を歩んでいます。

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