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人生の成功とは ES2
フランクリンと聞いて経済的、物資的な成功のみを追い求めたイメージを持つ人がいますが、それは違います。

経済的余裕ができると、すぐに公共の利益に生き方を転じ、それを終生続けています。

そう考えると、「十三の徳目」もフランクリンにとっては単なる自己実現の手段ではなく、さらに深い意味を持っていたであろうことが推測できます。


もちろん、印刷工として貧しい生活を強いられた当時の彼にとっては事業の成功こそが大目標でした。

しかし、虐(しいた)げられる者のみじめさ、社会の不合理さを肌身で感じていたフランクリンの目は、いつの間にか社会の公益に向いていくのです。

もし彼が自己の利益のみ追い求める自己中心的な現実主義者であれば、没後200年以上たつ現在まで影響力を持つことはなかったでしょう。


彼はおそらく民主主義の国アメリカという未来を描くビジヨンや理想を持っていた。

そして「十三の徳目」を常に心の指針にしていたようです。


フランクリンはアメリカ独立の闘士、自由と平等の擁護者の一面を持っていました。

「独立宣言」には、抑圧されていた植民地に「奪うことのできない天賦(てんぷ)の権利」があると謳(うた)われています。

これがフランクリンにとっての最終的なビジョン、理想に変わっていったようです。


決して彼は完壁な人間ではなかった。

高尚な徳目を掲げたがゆえに「偽善者」「資本主義の使徒」など多くの批判を浴びることも少なくなかった。

しかし、そういう批判には少しも拘泥(こうでい)しないスケールの大きさがあったようです。

フランクリンは親しいお爺ちゃんに会ったような温かい雰囲気が漂っていたといいます。

彼の伝記を書いたカール・ヴァン・ドーレンは、その人物像を一言で「調和の取れた集合体的人間」と表現している。

人間の道徳も野心も欲望も、すべて包み込み、しかもそれが見事に調和された人物。

誰もが自分との共通点を見出せる人物、それがフランクリンだったようです。


人間が生きている以上、盛衰は避けられない。

これまでの多くの人が人生の成功を手に入れようと、この「十三の徳目」を真似てきたようです。

では、人生の成功とは何なのでしょうか。

地位や名声を得ることでも金持ちになることでもなく、大きなビジョンを描き、信念を持って生きることの大切さではないでしょうか。

人生に確たるビジョンがあれば目の前に訪れた盛衰に一喜一憂することなく、泰然自若(たいぜんじじゃく)として生きられるからです。

その生き方の見本を示してくれたのがまさにフランクリンであり、人生の盛衰を超越したスケールの大きさ、そして人間的魅力に興味は尽きない。



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テーマ : 歴史上の人物
ジャンル : 学問・文化・芸術

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(非公開コメント受付中)

No title
おはようございます!

>誰もが自分との共通点を見出せる人物、それがフランクリンだったようです。
この一文が彼の人間としての魅力を十分に感じられました^^
自己に厳しい反面、甘い所もある。。
私などもその極みかも知れません(^_^;)
しかし、それが誰しも、求めている姿であり、また実際的には
フランクリンの様に甘い所も出てきてしまうのが普通の人間の姿なんだと
解釈すると、自分は特別情けない人間ではなく、普通の人間なんだと安堵させられます(^_^;)
ありがとうございました^^

応援凸
Re: No title
ぴーちさん、おはようございます ♪

いつもコメント、ありがとうございます。

> おはようございます!
>
> >誰もが自分との共通点を見出せる人物、それがフランクリンだったようです。
> この一文が彼の人間としての魅力を十分に感じられました^^
> 自己に厳しい反面、甘い所もある。。
> 私などもその極みかも知れません(^_^;)
> しかし、それが誰しも、求めている姿であり、また実際的には
> フランクリンの様に甘い所も出てきてしまうのが普通の人間の姿なんだと
> 解釈すると、自分は特別情けない人間ではなく、普通の人間なんだと安堵させられます(^_^;)
> ありがとうございました^^

全て完璧でないところが人間なのであって、その点彼は人間性あふれる人物だったようです。
偉人は大なり小なり常に自己との葛藤が付きまとい、それを乗り越えていますね!
どんなに偉業を残した人でも、普通の人と変わりがなく、強い意志だけを継続させた人が
人生の目標に到達できるのだと思います。
>
> 応援凸

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■ニックネーム:人生の彷徨人
■住まい:神奈川県
■半世紀を過ぎた人生を振り返り、4人の息子に囲まれながら第二の人生を歩んでいます。

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