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人生の修養・人間を磨く ES1
幼少期より古典を学び続け、学生時代に安岡正篤氏に師事、その後論語普及会を設立し、学監として論語精神の普及に尽力する伊與田覺(いよた・さとる)さんの『中庸』からの話です。


『論語』や『孟子』と並ぶ中国古典・四書五経(ししょうごきょう)の一つに『中庸(ちゅうよう)』という書物がある。

日本では古来、多くの先人たちがこの中国古典で人生の心理を学び、自らの心を磨いてきている。

この中庸は、いまから2400年ほど前、孔子の孫である子思(しし)によってまとめられている。

この子思は孔子の孫であると同時に、この後に記述する曾子(そうし)の弟子です。


論語の中に「五十にして天命を知る」という有名な言葉、これは当時の孔子が自分自身の存在の真意というものを知った時の言葉です。

しかし、孔子自身はこの天命がどういうものかを説明しておらず、また弟子たちも天命といっても雲の上の話のように思って、なかなか受けつけなかったのだと思います。


その中で弟子の顔回(がんかい)ただ一人がこの天明に精通していたのですが、孔子72歳の時に顔回は亡くなり、孔子72歳の時に曾子という26歳の弟子を得ることになります。

曾子はあまり頭はよくなかったらしいのですが、非常に素直で実行力に富んだ青年で、孔子が亡くなった後、『大学』や『孝経』を著し、師の教えを後世に伝えたのが、ほかならぬこの曾子だった。


子思は晩年の孔子に接する機会も得ていて、おそらく孔子は曾子にこの愛孫を託し、曾子もそれに応えて心魂を傾けて子思を教育し、子思もまた大した人物に成長していくのです。

そもそも『中庸』という書物は、『論語』という孔子の語録集を非常に深い内容でまとめ、体系化したものです。

天から授かった使命を一生かけて完遂していく『中庸』の精神は、その第一章に集約されていると言います。

  天の命ずる之(これ)を性(せい)と謂(い)い、
性に率(したが)う之を道と謂い、道を脩(おさ)むる之を教と謂う。


我々人間は自分で勝手に生まれてきたように思っているけれども、これは天の働きによるもの。

森羅万象はすべて天によって創造されたもので、それぞれの特色を持っている。


人間は人間として、動物は動物として、草木は草木としてそれぞれの特徴を持ってここに生まれてきた。「性」というのはそういうものです。

そしてその「性」には与えられた働き、すなわち「天命」がある。


次に続く!



「中庸」に学ぶ―運命を拓く立命の書
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■ニックネーム:人生の彷徨人
■住まい:神奈川県
■半世紀を過ぎた人生を振り返り、4人の息子に囲まれながら第二の人生を歩んでいます。

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