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全力を尽くす場所
君子は其の位 (くらい) に素 (そ) して行い、其の外を願わず
富貴 (ふうき) に素しては富貴に行い、貧賎 (ひんせん) に素しては貧賎に行う
夷狄 (いてき) に素しては夷秋に行い、患難 (かんなん) に素しては患難に行う
君子入 (い) るとして自得 (じとく) せざる無きなり


位とは、その人の地位、社会における位置のことで、立派な人物はその地位、位置に基づき、それに適応したような言動をとって、そこから逸脱したようなことはしないという意味です。

「富貴に素しては富貴に行い、貧賎に素しては貧賎に行う」という言葉も同様で、人間というものは金持ちになる時もあれば、地位が高くなる時もあり、それにふさわしい生き方をし、人生を全うすることが大切になってくる。


ところが、富貴だと思っていたら一転、奈落の底に落ちることもある。


たとえ貧乏になり、地位が低くなったとしても、それを悔やむことなく、その場において全力を尽くしていくということです。

「夷秋に素しては夷秋に行い」夷狭というのは外国です。

外国に行ったら、その地の人たちと交わりながら生きていかないといけない。

辺鄙 (へんぴ) な場所に赴任を命じられて、「そんなことはできない」と日本のやり方を向こうに持っていったのでは、とても土地の人とは一体になれない。

電気も水道もないアフリカの奥地に派遣されて、「何で私をこんなところに島流ししたか」と不満を抱き、帰国できる日をこよなく待ち望んでばかりいる人が、大切なのは、これを自分の運命と受け入れて、日本にいる時と同じような思いで生活していくことなのです。

「患難に素しては患難に行う」人間はいろいろな苦しみに打ち勝ちながら生きて行かなくてはなりません。

患難に遭遇して不平不満を抱くのではなく、そこに至って全力を尽くして生きる人生のことです。

「君子入るとして自得せざる無きなり」立派な人間はどこへ行っても、その所にあって満足し、その位に素して最善を尽くしていくことである。


与えられた場所で全力を尽くすことを説いた『 中庸 』の一説です。






一日も早い、復旧と復興を心より願っています。

今日も一日 ありがとうと感謝の心でお過ごしください。

このブログを最後まで読んで頂き、ありがとうございました。


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テーマ : 文明・文化&思想
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 人生 生きる 中庸

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(非公開コメント受付中)

No title
v-22ニックさん、おはようございます。
与えられた場所で全力を尽くすこと・・・人生はこれに尽きますね。
運命を受け入れて出来る限りの努力をする。
愚痴・不平・不満のない人生を送りたいと思います。
でも、なかなか出来ないんです。。。。。
No title
こんにちは!

与えられた場所で全力を尽くすことも中庸だったんですね。
今日のお話を伺っていると、「沈まぬ太陽」という作品が思い浮かびました。
会社から左遷され、外国を転々としなければならなかった主人公が
最後に訪れたアフリカの地で悟った物事の真理や、自分自身の可能性や
新たな自分という人間の知らなかった部分の発見などが感動的に描かれていましたが、
人間、郷に行ったら郷に従えですね。
それにしても昔の人は物事の真意をよく知っていましたよね。
現代は情報ばかりは豊富に入手出来るようになりましたが、その量が
多くなればなったで、そこから本当に正しい事を取捨選択していく事に
今度は苦労しなければならないという皮肉な状態に苦しんでいますが(^^ゞ


応援凸
Re: No title
フローレンスさん、こんばんは ♪

いつもコメント有難うございます。

> v-22ニックさん、おはようございます。
> 与えられた場所で全力を尽くすこと・・・人生はこれに尽きますね。
> 運命を受け入れて出来る限りの努力をする。
> 愚痴・不平・不満のない人生を送りたいと思います。
> でも、なかなか出来ないんです。。。。。

つい口に出てしまう不平や不満を、私も反省しています。
まだまだ人生の徳を積むことが出来ずに精進しております。
それでも若いころと違って、激することは無くなりました。

ではまた、お邪魔いたします!!
Re: No title
ぴーちさん、こんばんは ♪

いつもコメント有難うございます。

> こんにちは!
>
> 与えられた場所で全力を尽くすことも中庸だったんですね。
> 今日のお話を伺っていると、「沈まぬ太陽」という作品が思い浮かびました。
> 会社から左遷され、外国を転々としなければならなかった主人公が
> 最後に訪れたアフリカの地で悟った物事の真理や、自分自身の可能性や
> 新たな自分という人間の知らなかった部分の発見などが感動的に描かれていましたが、
> 人間、郷に行ったら郷に従えですね。
> それにしても昔の人は物事の真意をよく知っていましたよね。
> 現代は情報ばかりは豊富に入手出来るようになりましたが、その量が
> 多くなればなったで、そこから本当に正しい事を取捨選択していく事に
> 今度は苦労しなければならないという皮肉な状態に苦しんでいますが(^^ゞ

確かに仰る通りです。今の世の中情報が氾濫し、どれが真の情報だか分りません。
情報を入手するにはパソコンや携帯など情報端末を駆使すれば、いともたやすく
求める情報がヒットします。
しかしその中には悪意を秘めた情報もあり、それを判断して対応する能力も
養わないといけない時代になりました。
私など、ついていくだけで大変です。
>
>
> 応援凸

では後ほど、お伺いいたします!!
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Author:ニック
■ニックネーム:人生の彷徨人
■住まい:神奈川県
■半世紀を過ぎた人生を振り返り、4人の息子に囲まれながら第二の人生を歩んでいます。

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