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天が与えた真実 ES4
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入院中は病院の先生方、看護師の人たち、神様のような人たちに支えられ、励まされ、勇気づけられ、心を癒やしてもらっていた。

もうすべてを任せで生きていこうという心境だったと言っていた。


6か月の入院生活の後、彼は再び退院し友人と2人で仕事を始めます。

まったくのゼロからのスタートだったが、温かい言葉をかけてくださる経営者や、口コミや友人の紹介で仕事も増えていきます。

中田さんの最高の喜びは、お客様から、「感動しました」と言われるよりも、「明日から変わります。私も負けないように頑張ります」といった言葉をいただくことだと語っていた。


そして長期の入院中は、いろいろなことを彼は考えます。

自分の心の中にある嫌なところ、小賢 (こざか) しさ、醜さが次から次へと湧き出てくる。

一人で何でもできると思っていた自分がいた。

他人の世話になることが嫌な自分がいた。

ベッドの上で、一人では何もできない自分と直面した時、絶対的な無力感に襲われる。

そして、それでも生きている自分がいるのです。


なぜ生きていることができるのか?


家族の支え、両親の支え、友人の支え、お客様の支え、神様のような人たちの愛情、やさしさに支えられ生きている自分は、病気のおかげだと気づいた。

そして、周りの人たちに与えてもらっているばかりで何もできない自分を感じると辛くなり、申し訳ないという思いで心がつぶれそうになる。


その時、「おまえにも何かできることはないのか」という問いかけが、心のどこかから聞こえてくるのです。

自分にも周りの人たちに与えることができるものがないだろうか?

そしていつのまにか、主治医の先生や看護師さんに笑顔が出せるようになり、ねぎらいの言葉や感謝の言葉が自然に出てくるようになっていた。


  花は香り、人は人柄

見た目にいくら華やかで艶やかでも、造花には真に人を引きつける魅力はない。

人もまたいくら実力があっても、傲慢で鼻持ちならない人に人間的魅力はない。

この言葉を地で生き抜いた人であったと思う。

病との闘いが中田さんの人格を光り輝くように磨き上げていった。


生前、中田さんはこんなことを言っていた。

桜の木に、与えられた場を変える力はありません。
でも、短い命を精いっぱいに輝かせて散っていく。
その姿は、古来私たちを楽しませてくれてきました。
私も、自分が与えられている場を大切にして、精いっぱい生きたいと思います。
そして、微力でも、周りの人にやさしさや幸せを届けられるような人間でありたいと
願っています。


森信三の終身教授録のなかに「天真」と言う言葉があります。

天がその人だけに与えた真実と言う意味で、中田完二という人は正に天真を発揮し尽くした人生であり、亡くなっても彼の魂はなお輝いている。


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一日も早い、復旧と復興を心より願っています。

今日も一日 ありがとうと感謝の心でお過ごしください。

このブログを最後まで読んで頂き、ありがとうございました。


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テーマ : 経営コンサルタント
ジャンル : ビジネス

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(非公開コメント受付中)

No title
>見た目にいくら華やかで艶やかでも、造花には真に人を引きつける魅力はない。

この一文だけですが、昔、本で読ませていただいた事があります!
そして、私もこの言葉を励みにこれまで生きてこられた気もします(笑)

それにしても、世の中壮絶な人生を送られている方は沢山
いらっしゃるものですが、そこから自身を奮い立たせ、家族へ感謝しながら
一つの人生を閉じるのは、なかなか出来るものではありません。
けれど、その心の持ちようも、自分自身であり、
病魔に苦しめられた時に初めて目覚めた感情でもあり、
その人間として一番大切である人の感謝する気持ちを引き出してくれた
病気は厄介者ではなく、ありがたい贈り物でもあるのかも知れないと思いました。
病気になっても悲観すること無く、自分の人生では必要だったことと
思い、自分自身の考えを改めていきたいと思う今日のお話でした。
ありがとうござましたm(_ _)m

応援凸
Re: No title
ぴーちさん、こんばんは ♪

いつもコメント、有難うございます。

> >見た目にいくら華やかで艶やかでも、造花には真に人を引きつける魅力はない。
>
> この一文だけですが、昔、本で読ませていただいた事があります!
> そして、私もこの言葉を励みにこれまで生きてこられた気もします(笑)

そうですね。人には心があり、その心が生きていないと魅力も無いのでしょう。
ぴーちさんの人柄が分かるような気がします。
>
> それにしても、世の中壮絶な人生を送られている方は沢山
> いらっしゃるものですが、そこから自身を奮い立たせ、家族へ感謝しながら
> 一つの人生を閉じるのは、なかなか出来るものではありません。
> けれど、その心の持ちようも、自分自身であり、
> 病魔に苦しめられた時に初めて目覚めた感情でもあり、
> その人間として一番大切である人の感謝する気持ちを引き出してくれた
> 病気は厄介者ではなく、ありがたい贈り物でもあるのかも知れないと思いました。
> 病気になっても悲観すること無く、自分の人生では必要だったことと
> 思い、自分自身の考えを改めていきたいと思う今日のお話でした。
> ありがとうござましたm(_ _)m

自分の人生を自暴自棄にならず、客観的に見据えて見えてきたものがあるのだと思います。
それにしても言葉では言いつくせない人生を歩み、かけがえのないものを残して旅立って行きました。
入浴中、脳腫瘍の後遺症の発作で浴槽にうつぶせに倒れ、あっという間に帰らぬ人となってしまいました。
病と寄り添って生きた人生も素晴らしいものでしたが、まだまだ生きぬいて欲しいと思った人でした。
>
> 応援凸

では後ほど、お伺いいたします。

ありがとうございます
ニックさんへ
初めてメールさせて頂きます、私は中田さんと研修会社時代、発病後も一緒に
仕事をさせて頂いておりました者です。
今日何気なしに検索しておりましたら、ニックさんのブログにたどり着きました。

何回かに分けてのブログを読ませて頂き、改めて中田さんが残して行ったもの、
伝えたかったこと・・を思い出しました。
どうも有難うございます。

感謝。  ⇒彼は目が見えなくなってから、どんなメールにも『感謝』を入れていました。
Re: ありがとうございます
辰己圭司さん、こんばんは ♪

コメントありがとうございます。

> ニックさんへ
> 初めてメールさせて頂きます、私は中田さんと研修会社時代、発病後も一緒に
> 仕事をさせて頂いておりました者です。
> 今日何気なしに検索しておりましたら、ニックさんのブログにたどり着きました。

私もコンサルタントという仕事柄、中田さんにはお会いしたかったと思っています。
幾多の苦難を乗り越え、最後まで頑張っていた彼の人生を思うと、あまりにも残念で
しかたありません。
彼の訃報を知った時は、神様はどうしてこんなことをするのだろうかと胸が痛みました。
>
> 何回かに分けてのブログを読ませて頂き、改めて中田さんが残して行ったもの、
> 伝えたかったこと・・を思い出しました。
> どうも有難うございます。
>
> 感謝。  ⇒彼は目が見えなくなってから、どんなメールにも『感謝』を入れていました。

中田さんの思い、生きることの意味を誰もが考え、志ある人生を歩んでいくことを
彼も望んでいると思います。
人生に無駄なことなど何もない、すべての出来事は必要にして必然なのだと思います。
足元にある幸せを見ずして真の幸福などあり得ないように、日々の感謝を忘れずに
生かされている命を大切にしたいと思っています。

ありがとうございました!!
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■ニックネーム:人生の彷徨人
■住まい:神奈川県
■半世紀を過ぎた人生を振り返り、4人の息子に囲まれながら第二の人生を歩んでいます。

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