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一心に貫いた人生
人生は常に孤独との戦いであると人はいう。

確かに半世紀を生きてみるとその感は否めないが、自分だけが孤独感を味わっているわけではない。

人生その道を究めた人たちは、自ずと孤独であったように思う。


詩道一筋を最後まで貫いた坂村真民が書いた一つ詩がある。

道を行く者は孤独だ
だが前から呼んで下さる方があり
後から押して下さる方がある

コツコツと希望を持って歩いていくと、前から光が差し、後ろから差しのべられる手があったのだ。

そういう不思議を何度も味わい、その実感がこの三行の詩に凝縮している。

困窮する生活の中で、一つの道を懸命に歩み続けた彼の詩には、等しく共感する重みのある言葉である。


坂村真民先生は明治42(1909)年に生まれた。

満8歳で父親が急逝し、36歳の母親は乳呑み児を抱え、5人の子どもを女手一つで育てなければならなくなった。

どん底の生活だったという。


彼自身も、自分の履くわら草履は自分で作り、学用品を買うお金を得るべく石炭俵を編む内職もした。

母は山畑を借り開墾し、そばやいもを作った。

そういう苦しい生活の中で、愚痴をいう代わりに母がいつも唱えていた言葉は「念ずれば花ひらく」だった。

この言葉が真民の詩魂に火をつけ、詩道一筋の人生を歩む原点となっている。


詩壇には目を向けず、「自分という人間を創り上げるために、そして人々の心に光を灯すために」苦しみから立ち上がる詩を書き続けた一生はまさに孤独の道であった。

その孤独との戦いを正面から挑み、生き続けた彼の人生の叫びと、己を叱咤( しった )鼓舞勉励( こぶべんれい )する言葉がつぎの詩の中にある。

よわねをはくな
くよくよするな
なきごというな
うしろをむくな
ひとつをねがい
ひとつをしとげ
はなをさかせよ
よいみをむすべ


一心に貫く人の生き方は厳しくもあり、また、それ故に、一心を貫く人生は美しいともいえる。

貫くものを持ち、心に美しい火を燃やし、尊い人生を生きよと教えた坂村真民の最後の言葉も、人生の心願ではなかったのだろうか。

よい本を読め
よい本を読んで己れを作れ
心に美しい火を燃やし
人生は尊かったと叫ばしめよ



詩集 二度とない人生だから
詩集 二度とない人生だから坂村 真民

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一日も早い、復旧と復興を心より願っています。

今日も一日 ありがとうと感謝の心でお過ごしください。

このブログを最後まで読んで頂き、ありがとうございました。


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テーマ : 文明・文化&思想
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No title
こんにちは!

確かに人はこの世に生まれてくるときも一人。
死んでいく時も一人ですものね。
常に孤独感との戦いでもありますね。
そんな恐れるべき孤独感があるからこそ、人は
人を求め、何とかして人と共に仲良く生きようと思うのかも知れません。
人は泣きながら生まれて来る・・という言葉がありますが、
最後は笑って亡くなりたいものです(^^ゞ
応援凸
はじめまして!
私も本が大好きなのですが、詩集は読んだことがありませんでした。
参考にします。ありがとうございます。
Re: No title
秘コメさん、こんばんは ♪

何をおいても、おめでとうございます。
気持ちが一番大切なことだと思いますよ!
末永くお幸せに。

ではまた!!
Re: No title
ぴーちさん、こんばんは ♪

いつもコメント有難うございます。

> こんにちは!
>
> 確かに人はこの世に生まれてくるときも一人。
> 死んでいく時も一人ですものね。
> 常に孤独感との戦いでもありますね。
> そんな恐れるべき孤独感があるからこそ、人は
> 人を求め、何とかして人と共に仲良く生きようと思うのかも知れません。
> 人は泣きながら生まれて来る・・という言葉がありますが、
> 最後は笑って亡くなりたいものです(^^ゞ

生きていると、ふと孤独に感じる時もあれば、仲間がいて良かったと感じる時もあります。
孤独の拠り所は一心に貫く志や、めげない強い意志の様に思います。
本当に最後は、良い人生だったと言いながら亡くなれるように頑張りたいと思っています。

>応援凸

では後ほど、お邪魔いたします!!
Re: はじめまして!
川井様、こんばんは ♪

拙いブログに訪問していただき有難うございます。感謝しております。

> 私も本が大好きなのですが、詩集は読んだことがありませんでした。
> 参考にします。ありがとうございます。

私も本は人生を学ぶために読んでいますが、最近は論語や詩など偉人の考えを知る上で読み始めました。
こちらからも、お邪魔させていただきますので、
その節は宜しくお願い致します。
No title
v-22ニックさん、こんばんは。
孤独に耐えられないようでは成功者になれないと聞いたことがあります。
人生は自分との孤独な戦いですからね。
自分も救えないようでは人を救うこともできませんよね。
難しいことですが、がんばるのみです。
Re: No title
フローレンスさん、おはようございます ♪

いつもコメント有難うございます。

> v-22ニックさん、こんばんは。
> 孤独に耐えられないようでは成功者になれないと聞いたことがあります。
> 人生は自分との孤独な戦いですからね。
> 自分も救えないようでは人を救うこともできませんよね。
> 難しいことですが、がんばるのみです。

確かに難しいですね。私もつくづく感じています。
人生はこの孤独と一生戦っていくのだと思いますが、負けてはいけないと思います。
友人や家族の思いやりに感謝をしながら日々戦っています。

ではまた!!
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Author:ニック
■ニックネーム:人生の彷徨人
■住まい:神奈川県
■半世紀を過ぎた人生を振り返り、4人の息子に囲まれながら第二の人生を歩んでいます。

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