FC2ブログ

*All archives* |  *Admin*

良寛が伝えるもの
子供向けの童話などとして紹介されることで知られている良寛和尚。

良寛は越後国出雲崎(現・新潟県三島郡出雲崎町)に四男三女の長子として生まれている。

良寛自身は無欲恬淡な性格で生涯寺を持たず、難しい説法を民衆に対しては行うことはなかった。

むしろ、簡単な言葉(格言)によって一般庶民に解り易く仏法を説き、子供達を愛し積極的に遊んだという記憶は誰しもが持っているところです。


良寛は昔からある言い伝えや、偉いお坊様が残した教義・経典にはまるで敬意を表していない。

曹洞宗の僧であったが、いかなる宗派にもとらわれず、ただ自分の良心に従って、常に民衆の中にいて清貧の生活を生涯守り通した。


その言葉のすべてが宗教家として、また人間としての本質的な部分から出てきたものであり、根底に流れるのは広い人類愛の精神であるように思う。

そして既成の概念にとらわれず、自分の考えをはっきりと表明するところに、強く共鳴する人は多い。


良寛が読んだこんな漢詩がある。

手に兎角(とかく)の杖(つえ)を把り
身に空華(くうげ)の衣を被(き)る
足に亀毛(きもう)の履を著(つ)け
ロに無声(むせい)の詩を吟(きん)ず

兎(うさぎ)に角はないはずなのに、手に「兎角の杖」を持っている。

咲いていない花のはずなのに、身に「空華の衣」を着ている。

亀に毛皮はないはずなのに、足に「亀毛の履」を履いている。

声が出ていないはずなのに、口で「無声の詩」を吟じている。


どれも実際にこの世ではあり得ないことばかりであるが、形に見えるものだけがこの世のすべてではないという良寛の深い哲学がここに表されているように思う。

要するに、世俗のこまごまとした事柄には頭を労せず、兎の杖をついているような超然とした気持ちになって、自分はもっと高い世界から物事を考えている、といいたいのである。

それは世俗の小さな悩みにとらわれず、常に超然とした立場で世の中を考えていた良寛の姿がここにある。


昔の偉人は人間の心の奥底にある本性に従って、何ものにもとらわれずに一生涯を生き通している。

自分のことを飾ってみせたり、誰かの目を気にしたりといったことが一切なく、自分の良心に従って思うがままに生き、与えられた天性を発揮し尽くして生きた姿がそこにはある。


人は自分のことをよく知らず、誰も理解をしてくれないと嘆いたり、社会や企業に理不尽な責任を転化する。

そういうことがあったとしても、人を恨んだり腹を立てたりせず、泰然自若としている人のみが、人を惹きつけ共感を与える生き方をしているように思う。



良寛和尚
良寛和尚太田 光一

鳥影社 2000-12
売り上げランキング : 1471167


Amazonで詳しく見る
by G-Tools



今日も一日 ありがとうと感謝の心でお過ごしください。

このブログを最後まで読んで頂き、ありがとうございました。


 人気ブログランキングへ にほんブログ村 ライフスタイルブログ
↑人生の道しるべを探しに、ほかの世界も覗いてみてください。応援も宜しくお願いします。


スポンサーサイト



テーマ : 文明・文化&思想
ジャンル : 学問・文化・芸術

Secret
(非公開コメント受付中)

ライフスタイルランキング
 人気ブログランキングへ にほんブログ村 ライフスタイルブログへ
ブックマーク
MicroAd
Amazon
Ads by Amazon
人生の道しるべ月別アーカイブ
人生のカテゴリーメニュー

Plug-in by
@激安・割安・おすすめ商品@

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

Amazon Free
RSSリンクの表示
人生の道しるべプロフィール

ニック

Author:ニック
■ニックネーム:人生の彷徨人
■住まい:神奈川県
■半世紀を過ぎた人生を振り返り、4人の息子に囲まれながら第二の人生を歩んでいます。

記事から探す
人生のヒントとなる言葉を入力して「検索」をクリックしてください。
P R
人生の道しるべ最新記事
人生の大切なリンク友
人生の道しるべ最新コメント
お気に入りのブログ
人生の道しるべ最新トラバ