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生の実感 ES1
標高8千メートルを超える世界の高峰に、酸素ボンベを使わずに登る登山家・大久保由美子(おおくぼ・ゆみこ)さんの話です。

エベレストA
同じ社会人山岳会に入っていた仲間の死に接し、生きる意味を考えたのが、OLから登山家に転身するきっかけになっていた。

大久保さんは、高校時代からテレビのリポーターに憧れ、大学時代にはアナウンス研究会に入ってアナウンサーを目指していた。

そのための専門学校にも通って勉強するのですが、うまくいかず、滑り止めに受けた大手投資会社に就職するのですが、金融という世界は自分の性質とあまりにかけ離れていた。


会社の雰囲気には馴染めない、なかなかやる気も出ない、そんな時、偶然にも新田次郎の『銀嶺(ぎんれい)の人』に出合います。

『銀嶺の人』は女性登山家・今井通子さんをモデルとした山岳小説で、彼女の旺盛な冒険心に触れ「ああ、こんな世界があったんだ。絶対に自分もやりたい」と思うのです。

この一冊の本から受けた大きな衝撃が、大久保さんの人生の転機となった。

ヒマラヤA
最初は山岳雑誌やマニュアル本を買って道具を揃え、ハイキングから始め、自分がどれだけ歩けるかを体で掴み取り、少しずつ距離を延ばして、テントにも泊まってみて……という感じで経験を積んでいきます。

週末登山を中心におこない、そのうちに社会人の山岳会に入って雪山登山や岩登りなどにも挑戦するようになるのです。


山岳会に入って2年ほどである程度のことが自分でできるようになると、「今井さんのような登山家になりたい」というような明確な目標が定まり、上達も早くなったという。

しかしこの時、同期入会の男性の友人2人が雪崩に巻き込まれて亡くなります。

有給休暇をとって現地に向かい、ヘリコプターから下ろされる遺体は傷もなく、まるで眠っているようだった。


二、三日たって山から会社に戻った時、大久保さんは会社の仲間と自分との間にあまりにも大きな隔たりを感じ、ここが自分の居場所だとはどうしても思えなくなるのです。

私たちは「平均寿命までは生きられる」と心のどこかで思っていたけれども、本当に身近な友人が目の前で亡くなっているのを見たとき、命には限りがあることをリアルに感じるのです。


悶悶として会社勤めをしながら、ガス抜きのように登山をして、いざ死んだら後悔が残ると思い、5年間勤めた会社を辞めるのです。

OL時代にたまたま参加したヒマラヤの報告会で「ベースキャンプマネジャーをしてみないか」といわれていたことも、退社を後押したといいます。

次に続く!


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テーマ : 山登り
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Author:ニック
■ニックネーム:人生の彷徨人
■住まい:神奈川県
■半世紀を過ぎた人生を振り返り、4人の息子に囲まれながら第二の人生を歩んでいます。

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