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武士道精神に学ぶ ES3
敵潜水艦が行動する海面で、長時間艦を止め救助に当たるのは、この上ない危険な行為です。

しかも救助する対象は敵兵で、それを決断した工藤中佐も立派ですが、その英断を信じ、危険を承知で救出活動に当たった「雷」乗員の努力にも心打たれるものがある。

浮遊木材にしがみついていた重傷者が最後の力を振り絞って艦まで泳ぎ着き、救助用の竹竿に掴まると同時に安心したように水面下に沈んでいく。


甲板上の乗組員たちは涙声になって「頑張れ、頑張れ」という声援を送る。

そのうちに、これを見かねた水兵が独断で海中に飛び込み、立ち泳ぎをしながら重傷者の体にロープを巻き付け、続いて2人の水兵が飛び込んで救助に当たる……。

そうなるともう敵も味方もなく、国籍を超えた海軍独特の仲間意識がそこに芽生えるのです。


工藤艦長はさらに遥か遠方に漂流するたった1人の敵漂流者を発見しても決して見捨てず、乗組員総出で救助した。

そして救助した彼らに自分たちの貴重な飲み水や食料、衣類を与えて手厚くもてなす。

これを武士道精神と言わずして何というのでしょうか。


工藤中佐は「雷」艦長としての任務を終えた後、駆逐艦「響」の艦長などを務めたが、戦争後半から肺炎を患うなど体調を崩し、戦後は奥様と2人故郷の山形に帰り、庭師として生活します。

その後、奥様の姪が埼玉県川口市に医院を開業すると、彼は事務員として、奥様は賄い婦として働き、昭和54年に78歳で亡くなります。

彼は子宝や地位、金銭に恵まれることもなく、戦後ひっそりと生き、自分の功績は誰にも話さず、人知れずその生涯を閉じています。

その後、「雷」は撃沈され乗組員全員は散華し、彼はこれに心を痛め、兵学校のクラス会に顔を見せることもなく、毎朝戦死した部下たちの冥福を祈るのが日課だったという。

そこには大業を成しながら、己を語らず、黙してこの世を去った男の美学、武士道精神、誇りを見ることができる。


そして、サムエル・フォールは、「武士道とは日本人の道徳の規範だった。そして戦いにおいては、勝者は敗者の健闘を称え労(いたわ)ることが武士道の基本である」と言った。

いま衰退しつつある日本で必要なのはこの武士道精神である様に思う。

そして、リーダーシップや勇気、さらには自己犠牲の精神こそ、いまの学校教育に早急に取り入れるべき課題であるように思うのです。



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■半世紀を過ぎた人生を振り返り、4人の息子に囲まれながら第二の人生を歩んでいます。

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