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聞こえない音を求めて ES2
琵琶の美しい形状に魅せられるあまり、自分が聴覚障害者であることを忘れていた。

見様見真似で取り組んだ琵琶作りだったが、3度の駄目出しで自信を失い、ハンディの大きさを思い知らされたが、ありがたいことに中村先生は「いまは古い琵琶がたくさんあるので、それを修理しながら作り方を覚え、新しい琵琶に挑戦したらどうですか」と一つの道筋を示してくれた。

中村先生から熊本の琵琶修理職人の紹介を受け、たびたび足を運んでは琵琶の修理の技術を身につけていく。

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15年間かけて約40面を修理する中で、「さわり」の技術をマスターしただけでなく、形状や手に伝わる振動によって音の良しあしをおおよそ判別できるようになっていきます。

そして、かつて駄目出しをされた琵琶を持って再び中村先生を訪ねるのです。

「いい音が出ている」と先生は一言いうのです。

おそらく琵琶を長年寝かせているうちに木材が乾燥し、音がよくなっていたのだと直感した。

「自分がやっていたことは間違っていなかった、これでやっていける」そう思うと自信が湧き上がるのを感じた。


64歳の時、福岡県聴覚障害者センター施設長を最後に役所勤めを終え、その翌年、自宅の一角に念願の筑前琵琶の工房を立ち上げる。

多くの人から「耳が聞こえないのに、そこまで情熱を注ぐのはなぜですか」と質問を受けることがあるという。

彼は、「挫折することはあっても琵琶作りをやめようと思ったことはない」と言い切る。


その原点にあるのは、若い頃に携わった障害者自立のための運動で、行政に働きかけ、法改正を実現させる中で培った「何事もやってみなければ分からない」という強い思いが彼を突き動かしている。

聴覚に障害があっても、諦めない情熱と強い意志があれば楽器でさえ作ることもできる。

人生の1、2年は取るに足らないものであり、ひたすら前に進んでさえいれば、必ず道は開け、出来ないことは何もないと確信して歩んでいる、筑前琵琶制作者で毛利英二(もうり・えいじ)さんの話です。



今日も一日 ありがとうと感謝の心でお過ごしください。

このブログを最後まで読んで頂き、ありがとうございました。


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■住まい:神奈川県
■半世紀を過ぎた人生を振り返り、4人の息子に囲まれながら第二の人生を歩んでいます。

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