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特攻花と生きる希望 ES1
太平洋戦争の末期、沖縄を包囲するアメリカ艦隊に体当たりを敢行(かんこう)していった若い特攻隊員たち。

彼らが出撃する前、見送りに来た娘たちはそっと野の花を贈っていた。

隊員たちは、一緒に散っていくのは忍びないとの思いからか、九州と沖縄の中間にある中継基地・喜界島(きかいじま)上空に差しかかると、贈られた花を落として行く。

喜界島から飛び立つ隊員たちも、贈られた花を何かを願うようにそっと滑走路の隅に置き、沖縄沖縄に向けて飛び立ていった。

天人菊1
その花の種が風に舞い、花の種は根を下ろし、60年たったいまも毎年花を咲かせている。

この天人菊(てんにんぎく)を島の人たちは「特攻花(とっこうばな)」と呼び、平和を願う花として大切に見守っている。

この特攻花に魅了され、この国のために命を捧げた人たちの思いを伝えようとシャッターを切り続けている写真家・仲田千穂(なかた・ちほ)さん。


19歳の夏、短大の写真の授業の時、先生から特攻花の話があった。

先生の説明に教室は静まりかえり、胸の奥に熱いものが込み上げてくるのを感じる。

「誰かこの花を撮りに行きたい奴はおらんか?」との先生の問いかけに、反射的に手を挙げていた。

このことが彼女の人生を一変させる転機の始まりとなる。


いつも周囲の顔色を窺(うかが)い、誰かと一緒でなければ行動を起こせなかった自分が、初めて自分の意志で一歩踏み出した瞬間でした。

訪れた喜界島はふるさとのような懐かしさを感じるのどかな島だった。

特攻花の咲いている場所を知っている人にはなかなか出会えず、花屋さんに案内してもらい、ようやく空港の滑走路のそば一面に咲いている特攻花に出合う。


赤ちゃんの手のひらほどの小さな花の一輪一輪に、特攻隊の方々の魂というか、ものすごく大切なものがこもっていると感じた彼女は、そっと問いかけた。

「何か伝えたいことがあってきょうまで咲き続けたの、私にそれを聞くことはできないの?」

そして、その思いが彼女の運命を変えていくのです。

特攻花を通じて当時の方々の思いに近づきたいとの一心で、毎年喜界島を訪れ、特攻花を撮影し続けている。

次に続く!


「特攻花」って知ってる?―女性写真家19才からの挑戦、7年間の撮影と取材
「特攻花」って知ってる?―女性写真家19才からの挑戦、7年間の撮影と取材仲田 千穂

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Author:ニック
■ニックネーム:人生の彷徨人
■住まい:神奈川県
■半世紀を過ぎた人生を振り返り、4人の息子に囲まれながら第二の人生を歩んでいます。

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