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千年の鎖をつなぐ
現存する最古の音楽といわれる雅楽は、5世紀頃、古代アジア大陸諸国から伝わってきた音楽と舞が、平安時代の日本文化と融合し、以後千数百年、まるで形を変えることなく現在に継承されています。

このような例は世界でも類を見ないと言います。
雅楽
また、オーケストラでは指揮者がいて、カルテットやトリオの場合、お互いに向かい合って演奏をしますが、雅楽は指揮者もいなければ譜面もありません。

並列に並び、全体の音を聞きながら「呼吸」だけで音を合わせるのです。
もともと雅楽は、宮中の儀式や饗宴、春・秋の園遊会などの行事の際に演奏されてきました。


昭和30年に重要無形文化財団体に指定されてからは、広く一般に向けた演奏会なども行い、海外公演も約40都市で行っています。

雅楽には曲のメロディーをカタカナの歌で表した「唱歌」というものがあります。

先生が歌うのを聴き、それを同じように歌えるまで繰り返し繰り返し練習をします。

昔はいまとは比べ物にならないほど厳しい練習で、何十曲と習った曲を頭に叩き込み、楽器を持たせてもらえるようになるのはそれからです。


教え方はその時代時代によって異なるようですが、どんな時代であれ、雅楽はやはり「体の音楽」なのです。

いくら理屈を重ねても、実際にできなければ何の意昧もなく、何百回、何千回という血の滲む練習を積んで、初めて体が自然と動き、味わいのある音色が出、自分のものになるといいます。

楽生は7年の修業期間を終え、試験に合格して初めて楽師になることができます。

しかし本当の勉強はそこからで、さらに15年、20年という歳月を、毎日一所懸命の練習と経験を積むことによって一人前になれるのです。


譜面には一切注釈は書かれていませんが、古書には実に抽象的に、例えば「小川のせせらぎの如く」や「枯れ枝を折るように」、ほかにも「雷の轟く如く」「笛の底に息を当てるように」……などと書かれていて、その意図するところを何となくでしか感じ取ることができません。

しかしこれも練習を重ねていくうちに、ああ、こういうことか、と自分で納得がいくようになるものなのです。

3、40年前には公演をしてもほとんど関心がなく、見えるお客様も少なかったようですが、現在は国立劇場をはじめ、地方の公演でもいつも超満員になるといいます。


遣唐使は自らの命を賭して唐の国へ渡り、雅楽という文化を持ち帰ってきました。

東儀信太郎は「我々は50年の鎖を重ねていく」といっている。

先人たちがつないできた千年の鎖を50年ずつ変わらない形でつないでいくことが、楽師の使命なのだと思います。

雅楽の世界はあまりにもスケールが大きく、半世紀以上修業を続けてきた者でも、まだそういうやり方があるのか、といまもって驚くことばかりだといいます。

千年の伝統に則り、今日まで連綿と受け継がれてきたその技術と精神を伝えている日本の伝統文化を、生で聞いてみたいと思います。



今日も一日 笑って笑顔でお過ごしください。

このブログを最後まで読んで頂き、ありがとうございました。


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テーマ : 邦楽
ジャンル : 音楽

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■ニックネーム:人生の彷徨人
■住まい:神奈川県
■半世紀を過ぎた人生を振り返り、4人の息子に囲まれながら第二の人生を歩んでいます。

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